プロジェクト詳細
ミクロネシア3国の海上保安体制強化支援(巡視船)
パラオ共和国(Republic of Palau)
1.面積
488平方キロメートル(屋久島とほぼ同じ)
2.人口
18,024人(2021年、世界銀行)
3.首都
マルキョク(2006年10月、コロールより遷都)
4.民族
ミクロネシア系
5.言語
パラオ語、英語
6.宗教
キリスト教
(※外務省HPより:2024年1月現在)
プロジェクトの紹介
日本財団は、日米豪政府、笹川平和財団、日本海難防止協会とともに、ミクロネシア3国(パラオ共和国、ミクロネシア連邦、マーシャル諸島共和国)に対し、海上保安機能の強化のための支援を2015年より実施しています。この一環として、パラオ共和国に対して40メートル級の中型巡視船とその係留施設、パラオ海上法令執行部の格上げに伴いより効果的な業務を遂行するための新庁舎の建設が本プロジェクトです。当社はこれら船舶、土木施設、建築施設の3分野において総合的なコンサルタント業務を受注し、設計及び建造・施工監理を行いました。
この巡視船は、パラオ共和国 Tommy E. Remengesau Jr 大統領によって「KEDAM」(パラオ語で「(現地に生息する)軍艦鳥の意)と命名されました。
サイト所在地
パラオ共和国(大洋州)コロール州 マラカル島
完工年
2017年12月(現地引渡し)
発注者
公益社団法人 日本海難防止協会(JAMS)
施設概要
<船舶の主要要目>
船名:KEDAM
全長:40.00m
垂線間長さ:37.00m
幅:7.20m
深さ:3.50m
計画喫水:1.25m
総トン数(国際):257.00t
主機関馬力:1,790kW×2
最高速力:25.0ノット以上
旅客定員:21名(非船員、予備含む)
<機材>
航海計器(レーダー、AIS、NavNet、ジャイロコンパス、サテライトコンパス、GPS)
通信機器(MF/HF、VHFラジオ、インマルサットC、FB、EPIRB、レーダートランスポンダー)
RIB搭載艇(7m型・複合型ゴムボート)、搭載艇用クレーン、放水銃、探照灯、暗視望遠鏡 等
その他